木の家ガイド

木の家について、本当のことをもっと知ってもらいたい。そんな思いを込めて、このページを用意しました。

木の家¥シミュレーターで選択できる建物仕様についてご紹介します。

構造仕様

柱材質

通柱とは、土台から軒桁までつながずに通った一本でつくられた柱を指します。また2階建ての住宅の場合は、1階から2階まで継がずに通した柱となり、各階で構成される柱は管柱と呼ばれています。
180角や120角というのは、柱の太さが180mm×180mmのサイズということを表しており、太い柱ほど耐震性や強度が上がりますが、それに従い金額も高くなります。

柱の図解 通柱:基礎台から軒高まで貫通する構造上重要な部位の柱。管柱:壁面の下地として使われる柱で、補強的な部位の柱

屋根構造

雨を建物の外に流す役割がある屋根には、さまざまな形状が存在します。また、建築の外観を左右する大きなポイントにもなります。費用については、一般的には、入母屋屋根>寄棟屋根>切妻屋根>片流れ屋根となります。

入母屋(いりもや)屋根
切妻屋根の妻側に屋根下部から四方に流れる形状です。
和風のテイストで高級感のある体裁となります。
寄棟(よせむね)屋根
四方に向かって傾斜した屋根で、上方に棟がある形状です。
一般住宅に多く使われています。
切妻(きりづま)屋根
最も一般的な屋根の形で、棟(屋根の頂部)を境に両方向に傾斜する、本を開いて伏せたような形状です。
片流れ屋根
片方に全面的に傾斜している屋根の形状です。比較的簡易なつくりのため、建物(物置など)にも利用されます。

断熱材質

断熱材は、屋外からの熱の伝導・伝達を阻止するために使用される材料です。通常は、空気を固定することで発生する断熱効果を利用します。材質には、空気の移動を防いで気泡状なるように、ガラスの繊維を利用したグラスウール、綿状にした石を利用するロックウールなどさまざまなものがあります。
熱伝導率と吸湿性が低く、長期間にわたり安定するような材質がよいとされています。

荒壁(土壁)
古くから利用される日本伝統の材質です。天然素材の為、環境にはやさしいのですが手間が掛かるため、コストが非常に掛かります。
ウレタン吹付
断熱性能が高く、グラスウールなど他の断熱材に比べて断熱層が薄くても、十分な効果が得られます。経年劣化も少なく高性能ですが、その分金額が高くなります。
ロックウール
玄武岩や鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維です。グラスウールに似た性能ですが、撥水性に強いという特徴があります。
グラスウール
短いガラス繊維でできた、綿状の素材。吸音材としてスピーカー等や防音室の素材として用いられています。防火性にも優れた非常に安価な素材です。
断熱素材の比較 荒壁(土壁) ウレタン吹付 ロックウール グラスウール
価格
断熱性
メンテナンス性 ×
耐久性
環境性

※Forestyle 独自の比較による

外観仕様

外壁材質

外壁材質は、紫外線や雨や風、騒音や火災などから住宅を守ることが重要な役割です。
選ぶ際には、コストはもちろんのこと、さまざまな性能を検討することが大切です。
また素材やデザインによって住宅の外観に大きく影響するため、デザイン性も重要となってきます。

外壁材料の比較 カラーサイディング 無塗装吹付 モルタル吹付 ガルバリウム鋼板 木質板張り
価格
メンテナンス性
耐久性・耐候性
環境性 ×

※Forestyle 独自の比較による

屋根材料

外壁と同様に、住宅を守る屋根。その材料を屋根材と呼びます。屋根材には日本家屋でよく使われる瓦や、スレート、金属屋根などがあります。また、新しい屋根材としてガリバリウム鋼板、ステンレス鋼版も注目されています。
おすすめの屋根材は、カラーステンレス鋼板です。工事費は非常に高価ですが、加工性がよく、耐久性・耐候性も高いです。また、鋼板の表面にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキしたガルバリウム鋼板も、メンテナンスの手間が掛からず、同様におすすめです。

屋根材料の比較 日本瓦 洋風瓦 スレート瓦 カラーステンレス
鋼版
ガルバリウム鋼板
価格
メンテナンス性
耐久性・耐候性
環境性

※Forestyle 独自の比較による

内装仕様

天井仕上・内壁仕上・床面仕上

室内の居住空間を覆う天井、内壁、床は、品質に問題があるとその中で生活する人に大きな影響を与えます。 吸音性があること、燃えにくく燃焼毒性がないこと、耐久性があること、視覚的に心地いいこと、メンテナンスが容易なことなど、さまざまな要素から検討する必要がありますが、やはり天然素材に囲まれた空間をおすすめしたいと思います。 国産材の利用割合をベースにご検討ください。

クロス
現在、住宅の居室空間で最も多く使われているのがクロスになります。さらに、その中でも多いのがビニールクロス。価格も安価で、耐久性や清掃性が高く、色やデザインにバリエーションが多いのが特徴です。
珪藻土
藻類の一種である珪藻の死骸が推積した粘土状の土。室内の湿気を調整し、臭いや有害化学物質を吸収する効果があるとされる天然素材です。
床材:合板
ベニヤを貼り合わせた合板・集成材の表面に、天然木の薄板を貼り付けたもの。 安価で、温度・湿度の変化に強く、耐水性・耐候性に優れていますが、薄版の貼り付け時に接着剤などの化学物質が使われていることが多いです。
床材:クッションフロア
表面が厚手のビニールで、木目などがプリントされており、裏面には緩衝材が貼られており、接着剤を使って床に固定されます。ビニールの為、水に強く、キッチンやトイレ、洗面所といった水周りに多く利用されます。合板と同じく、非常に安価ですが、化学物質が使われており、見た目にはチープな印象を受けるケースが多いと言われています。
天井・内壁の比較 国産材 クロス 珪藻土
価格
メンテナンス性
耐久性・耐候性
環境性 ×

※Forestyle 独自の比較による

床面の比較 国産材 合板 クッションフロア
価格
メンテナンス性
耐久性・耐候性 ×
環境性 ×

※Forestyle 独自の比較による

設備仕様

抗花粉設備

花粉症の症状を和らげる特別な設備を採用します。
詳細は、「国産材特性を生かした抗花粉対策の家」のページでご確認ください。

給湯設備

フォレスタイルでは、エコキュートを想定しています。エコキュートとは、環境に配慮をしたヒートポンプ技術で、空気の熱を利用した給湯装置です。使用する電気の3倍以上の熱エネルギーでお湯を沸かすために、省エネルギーを実現し、CO2の排出も大幅に削減します。

自然エネルギー

発電のkW表記に応じて発電量は増え、設備が大きくなりコストも掛かります。また屋根の形状、面積、建物の向きなど諸条件にも関係しますが、一般的な住居には4.5kWの発電容量が多く採用されていると言われています。
詳細は、「自然エネルギー充実の家」のページでご確認ください。

床暖房

床暖房は、床面を暖め、輻射熱(遠赤外線)によって徐々に室温や身体に熱を伝える効果があります。
床面の温度が最も高くなり、天井に近づくほど温度が下がっていく傾向があります。
床暖房は、空気を汚さず、音も静かな安全・快適な暖房設備です。金額は、床面積の広さに応じて変わります。
目安として、以下を参考にしてください。

【床面積 30% 3スイッチ】
1階部分のほとんどを床暖房にして、部屋ごとのスイッチで切り替えます。
【床面積 20% 2スイッチ】
キッチンとリビング、トイレと洗面所など生活空間に合わせて2種類のスイッチを設けます。
【床面積 10% 1スイッチ】
リビングの床のみに施工します。
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